SKYブログ 第1605弾

「上州武尊スカイビューウルトラトレイル(レース編 ラスト!!)」

最後の看板に鏑木さんメッセージ!!
最後の看板に鏑木さんメッセージ!!

こんばんわーGAMIです!!さぁーて今日が上州レース編の正真正銘のラストでございます!!!(笑)ある程度の貯金が出来てA5赤倉峠下(48km)地点を通過した後にまだA6浅松山(55km)最後のCP雨乞山の2山が残り約14kmの中にあります。1時間以上の貯金があったので僕の中でもかなり余裕が出来たのも束の間。。何とここからの写真はこの上の最後の看板とFINISH付近の写真しかありません。。あまりにもこっからがハードだったんで全然撮影する余裕がありませんでした。。そうです!ここからがホンマの地獄でございました。。残りの高低図を見ている限りあまり激しい登り等はなかったんですがこれがビックリ大間違い!!疲れも出てきているせいかこの浅松山の登り返しが半端なく多い!!!登りきったと思ったらまた下り、そしてまた登りきったらと思ったらまた下り。。下るという事は雨乞山にはまだまだつかないという事なんで下りがもうめっちゃ嫌でした。。そしてヘトヘトになり浅松に到着しましたーー。まだ時間には余裕があったのでこのまま念のため最後のCP雨乞山にすぐさま向かいます!!しかし!!ここでアクシデント発生!!浅松の頃から少し違和感があったんですが左膝に痛みがジワジワと出てきました。。左の臀部もめちゃくちゃ張ってたんでそっから脹頚をやられてる模様。。これがドンドン悪化してきます。。少し歩いてはストレッチ。少し歩いてはストレッチの連続。ここで一気にペースダウン。。原因は分かっております。今回右足の捻挫をかばうように動いていたので最後の最後で左半身の負担が爆発したんでしょう。。重心がずっと左寄りだったんで(泣)そしてここからこの最後の雨乞山のこれでもか!!とゆわんばかりの登り返しの連続!!ほんま気が狂いそうでした。。もうすぐゴール!!って頭の中で想っちゃってるから余計にしんどい。。けどまだまだこれからって感覚にもなりにくい。。感情の入り乱れが凄かった。。この時レースで一番多く、家族・STAFF・両親の顔を思い浮かべてました。。特に皆の笑顔の顔を。。ただひたすら無心になって歩きます。そしてやっとこさ雨乞山に到着して残り5kmの下りでゴール。恐らくですが時間的にはこのまま歩いても大丈夫のペースだったんでこっからはダメージの損傷度合を限りなく増やさずにゆっくり歩く事にしました。僕の今回の目標は「完走」です!!今大会はなから順位や速さなどは全く意識していないしとにかくこの大会を完走して神戸に帰る!!という気持ちだけでした!!そして最後の下りを終え、ラスト2kmの舗装路に入る前にラストの標識看板が!?するとレースプロデューサーの鏑木さんからメッセージが!!「ありがとう。心から感謝」と。いやいやこっちの方こそ感謝です!!!群馬まで来て最高にハードなレースを経験さしてくれたんですから。。もう日付が変わってますしね(笑)不思議ですがこの看板を見てから何だかもう少しでレースが終わるんだなぁ。。。と少し寂しくなりました。。さっきまで早く帰らしてくれぇーー!!って思ってたくせに不思議っすね。。

また新たな出逢いに感謝!!
また新たな出逢いに感謝!!

「あぁーもうすぐ長い旅が終わるなぁー。。」と感じながらラストの舗装路に出ました!!するとすぐ前にランナーがいました。2人共同じぐらい疲労困憊で(笑)初めてお会いするのに何だかすぐ打ち解けて談笑できた千葉出身のI様。ラストのゴールまで彼と2人で今回の旅の内容を振り返りながらワイワイ楽しくしゃべりながらゴールに向かいます。多分普通ならラスト1㎞ぐらいになったら最後の力振り絞って鬼の様にランニングしちゃったりするもんですが不思議とこの方と振り返りながら色々な話が出来る事の方が楽しくてめちゃくちゃ最後に楽しい時間となりました。ってゆうかもう走る気持ちにもなりません(笑)後続からラストにガンガン抜かれたけどそんな事はもうここまで来たらどうでもいい事。最後の最後まで今回のレースをはじめからどんな感じで楽しめたか!?がとても今後のレースに繋がると大事な事だと思ったからです。だから最後にIさんとこうやって短時間で出会って話出来た事が感謝の気持ちでいっぱいです!!ほんまにありがとうございました!!!またどこかのレースで会いましょうね。いちよちゃっかりうちのお店の宣伝しちゃいました(笑)

ラストの吊り橋。
ラストの吊り橋。
最後の最後まで親父の撮影はピンぼけで終わります(笑)
最後の最後まで親父の撮影はピンぼけで終わります(笑)

そしてそしていよいよこの吊り橋を渡るとすぐGOALがあります!!アナウンスの声も聞こえます!!長い旅が終わります!!何かめっちゃ嬉しいのに何だか寂しい。。吊り橋をI君と渡った後に「この最後だけは走りましょうか??」と話会い、2人で最後のランニング―!!ゴールゲートが見えた!!!親父が見えた!!!さぁーーもう終了やー!!!GOAL------‼!!!!!!終わった!!!!!よっしゃー!!!!!もう最高の気分です!!!最後にI君とガッチリ握手して終わります!!そして親父にも「よー頑張ったなー!!」とありがたいお言葉頂きました(笑)正直この完走した瞬間、ゴールした瞬間を味わってしまったからこそまた新たに何かに挑戦しようと思いたくなる。道中はただただしんどいだけのレースですがゴールしたらそれが一気に充実感と達成感へと変わる!!しんどい事が楽しかった事になる。だからはまる!!多分自分の限界ギリギリのラインで経験出来る事がとても大きいんだと思う。だからハードなレースであればあるほどゴールした時の感動は凄い!!帰りの道中の気分もずっと高揚してる!!少しだけやけど世界が変わった感覚になれる!少しやけどゴールした瞬間は自分1人で世界をまわしている気持ちになれる!(これは大げさ 笑)でもそれに近い気持ちになれるのは間違いないです!!ほんまに素敵な旅でした。実に今回のレース時間何と!?18時間23分45秒!!!ほぼ丸1日ですわ(笑)僕も自身過去最長のレース時間でした。そして今回の上州はとてもじゃないけど完走は正直出来ないと思っておりました。練習は9月入って直前ロードランを20㎞のみでした。あまりにも走っていない状況でこの武尊を攻めるという事はあまりにも無謀。。今までで一番練習してないし捻挫もあり一番の不安なレースでした。けど何故か一番ワクワクしていたレースでした。こんな準備不足の状況で何でこんな感情になったかは不思議ですが一番の理由は前回完走できなかった長野の美ヶ原。前回の美ヶ原は逆にトレーニングも積んでおりコンディションも良かったし故障も一切なかった。けどそれでも完走できなかった事実。だからこそレースに対しての飢えがあり完走をしたい飢えが出ました。「早く何のレースでもいいから完走したい!!」って思ってた。しかし今回は全然準備不足なのに完走出来た。2つのレースの違いは「気持ち」にありました。「絶対に完走する!!」という気持ちが美ヶ原の時は弱かったんだと思います。何故か頭の中で「まぁー何やかんやで完走できるやろ」という甘い気持ちが正直あった。舐めてました。そして面食らった。けど今回は油断も無く事前にペース等もしっかり頭に入れ気持ちも「完走出来ないんじゃないか!?」ではなく「完走を絶対にしたいんや!!」という気持ちしか無かった。1回も気持ちが折れる事がなかった。それよりもむしろ捻挫もしていたので逆にいい意味で気を張って挑戦出来た事が尚更、帯をしめて挑戦出来たのかもしれません。。人間その気になったら何とかなるんや!!と実感できたレースでした。身体は20でも気持ちは200だったと思います。もちろんこれが全てのレースに通用する訳じゃありません。今回はたまたまだったかもしれないけど自分にとってはとても貴重な経験をしたし逆にとても自信がつきました!!けどそれに安心・油断するんじゃない事を常に頭に忘れずこれからも「旅」を楽しめたらなぁーと想います!!まぁーそして今回もう1つ大きな気持ちの上でウェイトを占めていた事があります。そうです!それはUTMFのポイントです。現在自分は去年の氷ノ山で2Pを所有しており美ヶ原で2P獲得し来年UTMFの挑戦権を得ようと思っていたのですが残念な結果となり今回の上州武尊しかポイントをとれる手段が無かったというのがとても大きかった。しかも今月末までの過去2年間が来年UTMFのポイント有効年なんで、なんとしも完走して2Pをゲットする!!という気持ちも強かったので今回無事完走をし累計で4Pになりました!!これでいちよ来年のUTMFの挑戦権を得られます!!しかし抽選で当たらないと結局パーになっちゃうという残酷さがありますけどね(笑)まぁー後は天に任せます。そして今回総距離は66㎞けどアンビットのGPSでは73㎞だったけど(笑)またまたレースマジックか!?そして累積標高約4200m。順位はおしりから数えた方が多分早い(笑)でした!!まぁー18時間は長かった。。今回遠い群馬県までまたまた父親にサポートしてもらいました。長距離の運転からレース中の待機時間まで含め一番のMVPは実は父親です!!ほんまにありがとう!!A4で会えた時はどんなけ心強かったか。そして美ヶ原では叶わなかった親父の前でゴールゲートをくぐる事。これが叶ったんが一番嬉しかったし、実は日が変わってゴールした日は何と親父の誕生日なんです!!ええ思い出作れたかな(笑)そして前回の美ヶ原でダサくも電話越しで悔しくて奥様に対して号泣した自分、今回は笑顔で電話出来ました!!そしてお店を2日間お願いしていたSTAFF2人にもホンマに感謝です!!途中レース速報を見て心配になってくれてたみたいなんで。。ありがたかった。ほんまに群馬まで来た甲斐がありましたしとてつもない大きな経験として帰ってくる事が出来ました!!ほんまに今回色々な部分でご迷惑をおかけいたしましたが感謝しております!ありがとうございます!!レースブログも最後まで読んで頂いて感謝です。長々とすいません(笑)次回はレース(装備編)を書き込みたいと思いますのでお楽しみにー!!

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